すれ違い際、街の中に消えないように

仕方ない、人の世は生きにくいもの。

私が過去を思い出す理由。

Somewhere in the universe

Somewhere someone's got it worse

Wish that made it easier

Wish I didn't feel the hurt

The world's smallest violin

Really needs an audience

So if I do not find somebody soon

I'll blow up into smithereens

And spew my tiny symphony

All up and down a city street

While tryna put my mind at ease

Like finishing this melody

This feels like a necessity

So this could be the death of me

Or maybe just a better me

Now come in with the timpanis

And take a shot of Hennessy

I know I'm not there mentally

But you could be the remedy

So let me play my violin for you

 


World’s Smallest Violin / AJR

 

 


AJRの曲には毎回小さなわくわくをギュッと詰め込んである。

まるで天才5歳児が考えた歌詞のように。

 


World’s Smallest Violinが収録されているアルバム「OK ORCHESTRA」が出たのは

私がまだ学生で、タワレコ店員をやっていたころだった。

多分発売日かフラゲ日で、このジャケットやたらと売れるなぁと思っていただけだった。

本当にそれだけ。

数日後に私のApple musicのおすすめにも出てきたので聴いてみた。

春なのに私の大好きな秋が来たみたいだった。

(多分ジャケットの影響受けまくり)

 

 

 

最近、World’s Smallest Violinを

Instagramでよく見かけるような気がして

とある日の帰り道、久しぶりにアルバムを開いて聴いてみた。

 

 

 

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電車に乗りながら危うく涙が溢れそうになっていた。

 


こんなに暖かい曲だったっけ…

 

 

 

歌詞が変わっているわけがないのに

この歌詞は

私の心を優しく整えてくれた。

 

 

 

あー、

わたし、

いつのまにか

当たり前に毎日過ごしてた。

 


今の私があるのは

当たり前だと思ってたかもしれない。

 


私が成長すれば

並行して私の夢ももっと先を見るようになる。

だから忘れていた。

 


今の私は、

わずか数年の私が強く願ってたことを

やっているということを。

 

 

 

 


ついこの間、

私が高校1年生の頃、

録画しているのに

毎週リアルタイムで観るために帰っていたくらい好きだったドラマを見返した。

初めて観た時と同じくらい目が離せなかった。

 


私にとって

そんなドラマはたくさんあって、

映画も同じくある。

 


引っ越し前にひっくり返した本棚の3分の2は

実写化した原作小説だった。

 


なんというか、私は、

映像作品が好きというか、

小説が好きというより、

物語の世界を知る事が好きだった。

 

 

 

結局過去の私は

それだけが生き甲斐で

それだけで幸せだったんだった。

 

 

 

今の私はどうだろう。

 

 

 

あの頃の没頭は何処へ行ったのか。

今も好きだし、楽しいけど、

時間が無い。などを言い訳にしながら

少々現実と向き合い過ぎなところもあるのではないか?

 


好きなことを仕事にするということの難しさを言っているのでは無く、

これは意思の問題でしょうね。

 


あれだけ嫌いだった社会や集団に

染まりかけた、

 

なんて言いたくもない。

 


でも大丈夫。

ちゃんと気付けてる。

 


溺れたりしない。

 

 

 

 

 

 

幼い私は、

数年後に待っている大人である私に期待を込めて生きていた。

その分、今は、

"それだけ"でよかった過去の私を誇りにして進んでいけたらいい。

 


丁寧に。じっくりと。初心は忘れずに。

 

 

 

 

 

 

 

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ほら、千秋先輩も、

途方に暮れそうなとき、あの頃を思い出しているでしょう?(漫画のだめカンタービレより)